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乳幼児の便秘:原因と対策

乳幼児の便秘:原因と対策

一般的に、便秘で悩んでいる人は「男性より女性に多い」「若者より高齢者に多い」という傾向にあります。

 

ただ、だからといって子供が便秘にならないということはありません。子供でも便秘に悩むときはあります。幸い、我が家の長男はいまのところ便秘になったことはありません。しかし、同年代の友達の中には便秘で悩んでいる子もいます。

 

子どもの便秘について考える場合は、「乳児期」「幼児期」「小学生以降」に分けて考えるとわかりやすいです。

 

そのなかで今回は、「乳児期」と「幼児期」に絞って、便秘の原因と対策について述べていきます。子供の便秘解消のためには大人も正しい知識をつける必要があるため、しっかりと内容を把握してください。

 

乳児期の便秘:原因と対策

「母乳からミルクに変更した」「離乳食を開始した」など食事内容が変化するタイミングで便秘になることがあります。また、赤ちゃんの肛門が小さい場合も便秘になりやすいです。

 

この時期の便秘に関しては、「食欲がない」「機嫌が悪い」「体重が増えない」などの問題がなければ、焦って医療機関を訪ねる必要はありません。しばらく様子を見て改善しなければ医師や保健師に相談するようにしましょう。

 

親にできる簡単な対策としては以下のようなものがあります。特にマッサージは道具などを必要とせず気軽にできるので一度試してみてください。

 

  • 「の」の字マッサージ:お腹の上を時計回りに優しくなでてあげてください。手のひら全体を使って「の」の字を描くようにゆっくりマッサージしましょう。
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  • 屈伸運動:赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両足首を持ち上げてください。左右の足を交互に動かして、赤ちゃんのモモと膝でお腹を軽く押すイメージで動かしてあげましょう。
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  • 肛門の刺激:人肌程度に温めたぬるま湯をスポイトなどで肛門にピュッとかけて刺激してみてください。
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  • 綿棒浣腸:綿棒の先にベビーオイルやワセリンを塗って赤ちゃんの肛門から1〜2cm入れてください。肛門を広げるイメージで優しくマッサージしてあげてください。

 

幼児期の便秘:原因と対策

幼児期の便秘の原因として考えられるのは「便意の我慢」「偏った食事」「不規則な生活」などです。これらは大人の便秘の原因でもあります。それぞれ順に解説していきます。

 

便意の我慢

「便意の我慢」を繰り返していると、そのうち脳が便意に対して鈍感になってしまいます。そして便意そのものを感じなくなってしまいます。これは専門用語で「直腸性便秘」という便秘です。

 

そして幼児の「直腸性便秘」に私たち大人は注意しておく必要があります。なぜなら、幼児が便意を我慢する原因は私たち大人の態度にあるからです

 

幼児は「排便後に親から叱られる」という経験を繰り返してしまうと、便意を我慢するようになってしまうのです。

 

例えば、子供はおむつを交換した直後にうんちをしたり、親の食事中にうんちをしたりすることがあります。このとき、親が不機嫌になったり、文句を言ったりすると子供は敏感に感じ取ってしまいます。そして、次第に便意を感じても我慢するようになってしまうのです。

 

同じことは「トイレ・トレーニング」の時期にも当てはまります。実際、トイレ・トレーニングの時期に便秘になる子供はたくさんいます

 

たとえトイレまで行かずにパンツにうんちをしてしまったとしても、親は叱らないように気を付けましょう。

 

そして、トイレでうまくうんちをできたときは褒めてあげてください。また、トイレの装飾を変えるなどして「トイレは楽しい」というイメージを持たせてあげることも大切です。

 

ちなみに我が家では、子どもがいつうんちしてもほとんど叱りませんでした。私の食事中に特大うんちをすることもありましたが、「すごい出したなー」と笑ってあげていました。妻も排便後に叱ることはなかったので、息子は親の様子を気にすることなくうんちをしていたように思います。

 

偏った食事

大人と同じで食事が偏ると便秘になることがあります。子供の場合は、どうしてもプリンやお菓子などをたくさん食べてしまい、きちんとご飯を食べないことがあります。

 

当然、そのような食事では食物繊維や発酵食品が不足して腸内環境が悪化してしまいます。そのため、大人と同じように「腸内環境をよくする食事」を心がけましょう。

 

基本的には以下のような食べ物を摂るようにしてください。

 

  • 水溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維):海藻類、オクラや長芋などのネバネバ系野菜、フルーツなど
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  • 不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維):さつま芋、野菜(キャベツ、れんこんなど)
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  • 善玉菌:ヨーグルト、納豆、漬物などの発酵食品
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  • オリゴ糖:フルーツ、野菜(タマネギ、ゴボウなど)、ハチミツ、大豆など

 

※ これらの食材は子供の年齢に合わせて選んでください。例えば、1歳未満の子供にハチミツは厳禁です(ボツリヌス症の危険性があるため)

 

また子供の食事で気を付けてほしいことは「野菜ジュース」です。

 

野菜嫌いの子供のために野菜ジュースを飲ませる親も多いと思います。しかし、市販されている野菜ジュースの多くは食物繊維があまり含まれていません

 

そのため、野菜ジュースを子供に飲ませる場合は、食物繊維の含有量を確認するようにしてください

 

厚生労働省は「成人女性の場合、1日18g以上」「成人男性の場合、1日20g以上」の食物繊維の摂取を推奨しています。幼児の摂取量については特に定められていませんが、食物繊維の含有量の多い野菜ジュースを選ぶよう心がけてください。また、糖分の多い商品もあるので、糖分の摂りすぎにも注意しておいてください。

 

不規則な生活

大人と同じで不規則な生活をしていると便秘になりやすいです。不規則な生活を繰り返していると自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れてしまいます。

 

自律神経のバランスは腸の働きに密接に関係しています。そのため自律神経のバランスが崩れてしまうと便秘になることがあります

 

ただ、幼児の場合は大人のように不規則な生活になることはそれほど多くないと思います。睡眠不足になることもほとんどないでしょう。もし大人のように不規則な生活をしている子供が便秘になった場合は生活習慣を改めるようにしてください。

 

以上のように、乳幼児の便秘にはさまざまな要因があります。そして大人が正しい知識を持っておくことが子供の便秘解消につながります。子供の健やかな成長のためにも今回の内容をしっかりと理解しておきましょう。

 

まとめ

  • 乳児の場合は食事内容が変化したタイミングで便秘になりやすい
  •  

  • 幼児の場合は「便意の我慢」「偏った食事」「不規則な生活」などが原因で便秘になりやすい
  •  

  • 特に「排便後に叱られる」という経験を繰り返すと、子どもは便意を我慢してしまうようになる
  •  

  • 親は「排便後に叱らない」「うまく排便できたら褒めてあげる」ことを意識しておいたほうがよい
  •  

  • 子どもの便秘解消のためには、親も正しい知識をつける必要がある
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